エル字の弁当
エル字の弁当 小学校は給食だった。親は「給食さまさま」だったことだろう。でも私たちはといえば、六年間もしょっぱくて硬いコッペパン(形だけ)と、鼻をつまんでしか飲めない脱脂粉乳の昼食に、もうへきえきしていた。パンは次の日に […]
エル字の弁当 小学校は給食だった。親は「給食さまさま」だったことだろう。でも私たちはといえば、六年間もしょっぱくて硬いコッペパン(形だけ)と、鼻をつまんでしか飲めない脱脂粉乳の昼食に、もうへきえきしていた。パンは次の日に […]
この話を書いたのは老父が亡くなって数ヶ月後のことでした。 息子としては思い出の品々をしかと検分してから捨てたいと思っておりましたので、女房のゴミ出しは少々ハラハラものでした。。。 そんな思いもあってのことですが、翌年のお […]
数学赤点男が思い切ったタイトルを付けてしまいました。。。しかしこの歳になって知る驚愕の事実。数学の起源が言語であったとは! (何を血迷ったか!?今日のブログ。。。) つい最近まで「数学」とは、生命とか人間とか歴史とか文学 […]
詩人川崎洋さんがいいこと書いていました。人類はもっと謙虚にならないといけないな〜とつくづく思います。 海に住む生き物については食べ物として以外あんまり考えたこともありませんでした。 この文章を読んでイルカの先祖は「シカ」 […]
(北斎漫画より) 我が家の台所のシンク、ゴボゴボ症候群が止まりません。 (なんかこの音どこかで聞き覚えがあるよな~) (思い出した、近所の町営温泉の露天風呂だ) そのとき一緒に入っていた親子のほほえましい会話を思い出しま […]
(ハーンの隠された旅) ラフカディオ・ハーンは、その生涯にたった一度だけ東北に来たことがある。寒さが苦手な彼だったが、雪が降るにはまだ早い今から120年前の1900年10月、ある重要な秘密を調べるために、開通したばかりの […]
古希を迎え、急激に記憶力が弱ってきたのを実感する今日この頃です。 ところが、昔の思い出はしっかり焼き付いているのか、けっこう覚えているものです。 ・・・・・・・・ 茨木のり子さんの詩集を読んでいて、小学校に入学した60数 […]
ポストコロナの時代がやってきました。3年間の冬眠から目覚めて、なんとかカムバックしなければ! こんな時こそ、前の時代の「心意気」が大切になってくると思うんです。 先生「今は仕事を適性や待遇、居心地などであれこれ比較し、自 […]
オムロンの創業者立石一真さんの名言がネットで紹介されているのを見ました。 一世代前の経営者というのは、その「魂」も「器」も私たちとは一回り違うな~とつくづく感じます。 (一回りどころか二回りも三回りも。。。) 職歴多彩な […]
もう7,8年前のことですが、人の親切にとても心を動かされたことがありました。 その日の昼、車を運転中にタイヤがパンクし、バースト状態となってしまいました。 なんとか近くのコンビニの駐車場に入れましたが、私は股関節に障害が […]
先日、大和町の自然派カフェ「デコイ」に行って来ました。 午後2時半過ぎだったので、人気のこの店でも客は私一人。 おかげで、マスターと広い敷地の立派な樹々を眺めながら、いろんな話ができました。 マスターは、この広大な敷地の […]
ゲーテは穏健な思想を持った方ですが、最初に極端な裏返しの話をすることがよくあります。 その後に続く内容をよく理解させるためなのでしょう。 「同時代、同業の人から学ぶ必要はない」と言い切ったのはなぜなのか?と引き込まれてし […]
ITによる業務改善には、「温故知新」ならぬ「温故創新」というコンセプトもありではないでしょうか? 「温故知新」(おんこちしん)とは、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分の […]
まもなく春彼岸の入りです。葬儀やお墓について、考えは人それぞれでしょうが、私個人はとても愛おしいものだと思っています。数年前のお彼岸、孫にこんな話をしてあげました。 「過去の歴史や人のことを私 […]
政治は政治家が行うもの?政治家だけの専売事業だから、いつもどの国も行き着く先はみな同じ。 もし政治家以外の人が政治をしたらどうなるでしょう、というお笑い講談を書いてみました。 「講釈師、見てきたような嘘をつき」 &nbs […]
「Audible」で夏目漱石の『千鳥』の朗読を聞きました。この小品には漱石の純愛(の思い出)がさりげなく語られています。 7,8年前のNHKのドラマ「夏目漱石の妻」ではそのモデルを大塚楠緒子であるとし、壇蜜さんが演じてい […]
意地悪爺さん哲学者ショーペンハウエルの「毒舌幸福論」です。 「他人に対する態度」について超訳してみました。 厭世?哲学者ショーペンハウエル爺さんの「幸福論(幸福について)」は「べらんめえ口調」で書くとしっくりきます。 ( […]
ショートSF 守られた約束 明治の中頃、ラフカディオ・ハーンは妻小泉節子の献身的な助力を得て、日本各地に残る怪談、奇談を収集した。 彼はそれらを英語で再編集し新たな作品に仕上げたが、その後日本語に逆翻訳され日本の古典とな […]
今から二十数年前のことです。日頃の不摂生がたたったせいか、持病の股関節痛が耐えきれないほどひどくなりました。手術をすれば長期の入院を覚悟せねばならず、経営している会社のことも大いに心配です。なによりも、注射ですら怖い私に […]
『詩集ノボノボ』より 回転寿司とビリンコ 人は食べ物によって育てられる いや、身体は言うまでもないんだが 精神のほうまでそうらしい ・・・・・・・・ おっぱいの味や、はじめてのごはん さすがにこれらは記憶にないが その後 […]
最近はまっているテレビ番組があります。 それは日曜夜の「ポツンと一軒家」 山奥で自給自足している方々の、工夫にあふれたたくましき日常生活は実に感動的です。 自給自足の意味とは、「自給の生活で自己満足を得る」ことであると思 […]
茨木のり子さんのこの詩は、いにしえより変わらぬ「女性の生命賛歌」のようですね~。
『詩集ノボノボ』より ストーブ売り場で ボーナスは たぶんまだのはずなのに 郊外の電機屋さんは 人でいっぱい どういうわけか店内は ボーナスに関係なさそうな おっちゃん、おばちゃんが大半だ ・・・・・・・・ ストーブ売り […]
ウクライナ戦争をきっかけに、疑心暗鬼が一気に進みつつある世界。日本もその例外ではありません。 15年前に書き留めておいたある記事を思い出しました。 日本の未来社会を四つに分けています。さてどれがいいかな~。今やこれ以外も […]
先月、歯医者さんで高校時代の恩師と会いました。生物部の顧問でとってもお世話になった先生です。87歳になったと聞いてびっくり!どう見ても70代にしか見えなかったんです。 待合室で30分以上も五十数年前の思い出話です。さすが […]
私は一枚の良い絵は何百冊もの本に値すると感じています。絵は人の直感に働きかけ、すべてを一瞬にして理解させる力を持つ芸術だとずっと思ってきました。 その究極は「曼荼羅」ですね。これは全宇宙を顕しているわけですから、存在する […]
アメリカの中間選挙が始まりました。(主に)共和党とキリスト教原理主義との関係について、大変興味をかきたてられる昨今です。 欧米におけるプロテスタンティズムとその社会的影響について自分なりに調べてみましたが、欧米の政治や社 […]