あたまは悪くなくてはいけない。
私はじめ多くのブンカケイ頭の方々に希望を感じさせる言葉であります。 すぐれた科学者であり文学者であった寺田寅彦の随筆から引用します。 (寺田寅彦自画像) 寺田寅彦は物理学だけでなく海洋学や地震学、音響学にいたるまで幅広い […]
私はじめ多くのブンカケイ頭の方々に希望を感じさせる言葉であります。 すぐれた科学者であり文学者であった寺田寅彦の随筆から引用します。 (寺田寅彦自画像) 寺田寅彦は物理学だけでなく海洋学や地震学、音響学にいたるまで幅広い […]
あれからまもなく6年か。 我が精神の劣化も知らぬ間に進み、電気料が増えていくこの頃です。 本気で江戸人を見習わなくては。。。 3.11のとき、プロパンガスのありがたさをつくづく感じたものです。 電気が止まっても生きられた […]
新聞の人工知能特集の出だしを読んでびっくりしました。 「2050年人工知能を搭載したロボットと人間が結婚する。ーそう断言する学者がいると知り昨年10月英ロンドンを訪ねた。「AIに関わり始めて数十年。ここ数年素晴らしい進展 […]
『筆のすさびと落ち穂拾い』こんな原題が『幸福論』ってタイトルに変わると、印象はまったく変わります。 これを書いた人も「哲学者」と呼ぶか、「厭世思想家」と呼ぶかで印象は大違いです。 私は「意地悪じいさん」と呼びたいですね。 […]
会社のメルマガに連載中の「勉強中だよ!レッツくん」です。 今回は「ブランディング」について考えてみました。 「ブランディング」という言葉にはハイカラで高級そうな匂いがあります。 しかしある日「そうではない!」と、ハッと気 […]
「丁寧」という言葉は実に貴重で素晴らしいものだと思います。 生活も仕事も社会も国際関係もみんな、丁寧な考え方、丁寧な方法、丁寧な所作を心がけたらどれほどすがすがしいことでしょう。 今日は自分自身のために「丁寧」について( […]
私も反省なんですが、ネットではついつい自己主張が強くなり過ぎます。 それは「良き聞き手」が目の前にいないからでは?と思えてきました。 現代における「語り合い」は、声ではなく文字の交換になりました。 若者も、年寄りも、男女 […]
谷川俊太郎:作 松本大洋:絵 「ほぼにちの絵本」:出版の「かないくん」は名作です。 心が震えます。 『詩集ノボノボ』より 「かないくん」という絵本 一冊の本が一週間前に届いた 「かないくん」という絵本だ こんなにも […]
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」(レイモンド・チャンドラー『プレイバック』)は、「会社人でなければ生きていけない。優しくなければ人間である資格がない」と言い換えられるかもしれません。 私 […]
(北斎漫画より) 『詩集ノボノボ』より お昼の風景 昼めしどき いったいどこにいるんだろう? 仕事熱心な男たち 私の昼食場所は どの店行っても おばさんばっかり いや ヤンママ集団もたまにいるな […]
『詩集ノボノボ』より すべり台の子供たち さわやかな秋の昼 公園まで歩いて行った 途中レッドロビンの生垣に 季節はずれの色とりどりの朝顔が 一緒にきれいに咲いていた 人通りがほとんどない小路は とっておきの […]
ガウディの建築物の写真を見て友人はこう言いました。 「こういうのが、人間の住むべき家ってもんじゃないかな~」私も同感です。 とはいえ、ガウディの建築は実際に見たこともなく、芸術作品だという認識が私にはありました。 スモー […]
東京に生まれ岩手県盛岡市で育った『松本竣介』は、私がとりわけ大好きな画家の一人です。 私の地元宮城県美術館所蔵の『画家の像』を見るたびに、自分自身の30代前半、「暮らし」と「身体」がとても苦しかった時期を思い出します。 […]
(ブラマンクの絵) 『詩集ノボノボ』より 子供の台風 小学生の頃 私は台風が大好きだった 横綱の露払いをするように 初陣の風が ササーと草木をなぜまわすとき とてもワクワクして 風にむかって 近づきつつある猛獣の 気配を […]
ゲーテ「自分の幸福をまず築かねばならない」 「私は作家という天職に就いているが、大衆が何を求めているかとか、私が全体のためにどう役立っているかなどということを決して問題にしてこなかった。」とゲーテは語りました。 彼がめざ […]
朝は小鳥の声、お昼ご飯はおばちゃんたちの笑い声、夜はもうすぐ虫の声です。 女性はきっと、男性よりも笑った時間が長い分だけ長生きなんだろうな~と思えます。 とすれば、負けちゃいられない。 歳をとればとるほど笑って、生存貯金 […]
何をアピールするにもキャッチコピーがとても大事です。 その専門家といえばコピーライター、短い言葉や文章でぐぐっと心をひとつかみにします。 ふと、俳句や川柳もそうだよな・・と、ある句を思い出しました。 現代俳句の鬼才、西東 […]
小さい頃よく叱られました。「漫画ばっかし読んでないで勉強しなさい、本読みなさい!」と。 ですから漫画家を偉大な芸術家と思ったことはありませんでした、今までは。 しかし、NHK「ゲゲゲの女房」にはまって以来、漫画家の様々な […]
毎年6月頃に幼なじみの同級生が集まります。 今年は、私と仲間の(怪しい?)アジト「D-MURA」で乾杯です。 宴もたけなわの頃、またも47年前のこの話で盛り上がりました。 写真の右手前(私)、その奥、左の奥と左の奥から3 […]
私が山本周五郎を読み始めたのは五十を過ぎてからです。 それまでは道徳的でまじめな作家という先入観をもっていましたが、実際にはまさにその反対、破天荒な生いたちと凄絶な作家人生を歩んだ方と知りました。 私が一番好きな彼の作品 […]
水木しげるさん最後の作品(対談)となった『ゲゲゲのゲーテ』を何度も読み返しました。 本書から自分にとって大事だな~と思える箴言をいくつか抜粋しました。 亡くなる一ヶ月前の対談とはびっくりしました。 対談の最後に奥様と二人 […]
以前ブログに書いた毛細血管の話を思い出しました。 「なんでもクラウド化」の今、だれもが見えない無数の蜘蛛の糸で移ろう雲につながれている。 そんなイメージをふと抱いてしまったからです。 毛細血管は血液を運搬し、クラウドは情 […]
絶対に消せない記憶、それは「嗅覚」による記憶だそうです。 それは嗅覚中枢と記憶を司る部位が近くにあるためだそうです。 だれでもが思い起こすのではないでしょうか、その「におい」を嗅いだ日のことを。 「プールのカルキ臭」「車 […]
大河ドラマ「真田丸」がブームです。 一昨年のある日のことを思い出しました。 ・・・・・・・・ 「この本譲ってください!」週末にある食堂で偶然出会った雑誌。 とても興味深い記事を見つけたので、思わず無茶を言いもらってきまし […]
久しぶりに内田樹さんのブログを開いてみました。 相変わらず「う~~む、なるほど!」と触発されるお話しばかりです。 (「奇跡のむらの物語」より) そのうちから、「半分あきらめて生きる」というブログについて紹介かたがた一緒に […]
江戸時代が265年もの長きにわたって続いたわけ、それは「権力」と「金」の人工的かつ絶妙なバランス・システムでした。 まがりなりにも平和を維持してきた私たちの戦後70年。 とはいっても江戸時代と比較するなら道のりはまだ四分 […]
かつて読んだ名作SFを読み返しながら、もう「SF(空想科学小説)」とは呼べない日が近づいているかもしれない。。。と思いました。 読み返しているのはこんなSFです。 オルダス・ハクスリー「すばらしい新世界」、ジョージ・オー […]