Author Archive: kawasima

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「嫌われる勇気」と私たち
[ 0 ] 2021年11月29日

「嫌われる勇気」と私たち

実は、私は「自己啓発本」というものが、安っぽいノウハウ本みたいに感じられて好きになれないんです。 しかしこの本は、著者がギリシャ哲学を研究する哲学者であるせいか、深くてとてもためになりました。 それにプラトンが書いたソク […]

お笑い「一病息災の秘密」
[ 0 ] 2021年11月14日

お笑い「一病息災の秘密」

55年ぶりに星新一の『妄想銀行』を読み直しました。 珠玉のショートショートはまったく古さを感じさせません。 その中に「これが一病息災ってもんの秘密だったんだ!」と勝手に解釈、納得した作品がありました。 それは「半人前」と […]

リスクを小さくする経営
[ 0 ] 2021年10月28日

リスクを小さくする経営

当資料は、2021年1月20日、スマイルアップ合資会社主催のオンラインによる「情報戦略会議vol9 リスクを少なくする経営」において、私が講演した内容に一部追加し、文章にまとめたものです。 (自己紹介) 1953年、宮城 […]

河原の陣取り合戦
[ 0 ] 2021年10月16日

河原の陣取り合戦

自然が華やかに色づく秋です。河原には一足早く白組ススキ軍団が登場しましたが、ライバルのセイタカアワダチソウもいよいよ花が咲きそうです。 ここ十数年の間に、侵略的外来種のセイタカアワダチソウは、見事に野原をススキの白から黄 […]

地方創生「コンビニ・ルネサンス」
[ 0 ] 2021年10月10日

地方創生「コンビニ・ルネサンス」

「さてと、、、今日は届いているかな?」私の朝は玄関前のポストを確認することから始まる。たぶん多くの人と同じように。しかし、ポストの中に確認したい物は、私以外の人とはまったく異なる。それは未来から届く手紙だから。 →この話 […]

ゲーテ「嫌な人ともつきあう」
[ 0 ] 2021年10月3日

ゲーテ「嫌な人ともつきあう」

「ゲーテはひとまわり人間が大きいから、読んでいると自然に自分も大きくなった気がするんです」と水木しげるさんは語りました。 『ゲーテとの対話』(エッカーマン著)から、そんな思いを感じさせる文章をひとつ紹介します。 (水木し […]

便所掃除の詩(うた)
[ 0 ] 2021年9月19日

便所掃除の詩(うた)

茨木のり子著『詩のこころを読む』でとても美しい詩を知りました。とても臭いんですが。。。 最初びっくりした詩ですが、読んでいるうちに心がじんわりとしてきました。 さらに茨木のり子さんの詩評を読むと、こちらもご本人が優しいお […]

知恵ある友
[ 0 ] 2021年9月9日

知恵ある友

『徒然草』にはこんな文章があります。 「良き友に三つあり。物くるる友、医師(くすし)、知恵ある友」 まもなく秋のお彼岸、「知恵ある友」という言葉で夭逝した親友のことを思いだします。 (夭折の画家松本俊介の絶筆「建物」) […]

SF「効率化の果てにある未来」
[ 0 ] 2021年8月27日

SF「効率化の果てにある未来」

「さてと、、、今日は届いているかな?」私の朝は玄関前のポストを確認することから始まる。たぶん多くの人と同じように。しかし、ポストの中に確認したい物は、私以外の人とはまったく異なる。それは未来から届く手紙だから。 →この話 […]

恥ずかしい「きもだめし」
[ 0 ] 2021年8月13日

恥ずかしい「きもだめし」

あんなに猛暑だったのに、あれよあれよという間に、梅雨時のようなお盆になってしまいました。。。 ・・・・・・・・ さて、私の夏休みの思い出(昭和30年代)といえば、「盆踊り」と「きもだめし」。 もうないのかな~~?(コロナ […]

アダム・スミスの悩み
[ 0 ] 2021年8月5日

アダム・スミスの悩み

私が名著と思うのは内山節(たかし)『戦争という仕事』です。 私たちはほとんどの時間を「仕事」に費やしています。 その本質について考えさせられる本です。 経済学の祖とよばれる偉人たちは、実はとても「人間的な眼差し」を持って […]

超おすすめ!「会計の世界史」
[ 0 ] 2021年7月13日

超おすすめ!「会計の世界史」

久しぶりにすばらしい本と出会えました!それは「会計の世界史」(田中靖浩著 日本経済新聞出版)です。とにかく読みやすくておもしろいです。     出会いのきっかけはNHKラジオをスマホで聴ける「らじる★ […]

ハーブでジヌシよさらば
[ 0 ] 2021年7月1日

ハーブでジヌシよさらば

とっても恥ずかしいんですが、同じ悩みを持つ方々の参考になればと思い、この記事を書くことにしました。あくまでも私個人の体験だけに基づく内容ですので、実施の際は各自の責任において行って下さいますよう御願い致します。 ・・・・ […]

ガキ大将の失敗
[ 0 ] 2021年6月5日

ガキ大将の失敗

ガキ大将の失敗   私が遊んでもらったガキ大将は三人いる。そのうちもっとも危険な遊びをしたガキ大将は四歳年上の「ノブオちゃん」という。私と同じ名前で紛らわしいが、「オ」の漢字が一字違うだけなのに片や大将、片や二 […]

ふと思い出す物語
[ 0 ] 2021年5月22日

ふと思い出す物語

ずいぶん前に読んだ本で、なぜかふと思い出す作品があります。 そのいくつかはとってもマイナーな短編です。 (数年前、古本屋で買ったロビンソンクルーソー) 思い出すまま書いてみます。 一種の「自分探検記」なのかな~。 ・・・ […]

悪い頭バンザイ!
[ 0 ] 2021年5月8日

悪い頭バンザイ!

この漫画は、すぐれた科学者であり文学者であった寺田寅彦の随筆から引用したものです。 私はじめ多くのブンカケイ頭の方々に希望を感じさせる言葉であります。 この話は『日本の作家名表現辞典』に載っておりました。 →「頭は悪くな […]

SF画廊「ニューヨークの映画館」
[ 0 ] 2021年4月19日

SF画廊「ニューヨークの映画館」

エドワード・ホッパー「ニューヨークの映画館」(1939)    (ニューヨーク・ムービー) 濃紺に赤いストライプがきいた粋な制服を着たケイトは、上映が始まり仕事が一段落したところだ。階段そばのロビーで、右手を頬 […]

ゆうきの疑問
[ 0 ] 2021年3月30日

ゆうきの疑問

先週はお彼岸の墓参り、数日前は義理の叔父の納骨がありました。 葬儀やお墓について、考えは人それぞれでしょうが、私個人はとても愛おしいものだと思っています。 お彼岸の時、お墓参りを疑問に思う孫にこんな話をしました。 「過去 […]

悩みは幸福の尺度である
[ 0 ] 2021年2月25日

悩みは幸福の尺度である

人の心には「お悩み専用のコップ」があるんだなと思えてきました。 そのコップには常になんらかのお悩みが入っていて、決して空になることはないんです。 ショーペンハウエル『幸福について(筆のすさびと落ち穂拾い)』より ある人の […]

リスクを小さくする経営(pdf)
[ 0 ] 2021年1月27日

リスクを小さくする経営(pdf)

  ☞リスクを小さくする経営   ・・・・・・・・ 下記ファイルはここからダウンロードできます。 ・「リスクを小さくする経営」(pdf) ・「未来を創る経理」(pdf) ・「バタフライ・シミュレータ」 […]

東北のイメージをつくったのは誰か?
[ 0 ] 2021年1月23日

東北のイメージをつくったのは誰か?

先日栗駒方面へドライブしたときに寄った蕎麦屋さんに興味深い本がありました。 それは高橋克彦著「東北・蝦夷(えみし)の魂」。 東北人のルーツや、 阿弖流為、安倍貞任、藤原秀衡、九戸政実など、中央権力と戦った英雄、武将たちに […]

うつくしく、やさしく、おろかなり
[ 0 ] 2020年12月28日

うつくしく、やさしく、おろかなり

昨晩、NHKラジオを聴いていたら(故)杉浦日向子さんの特集がありました。 生前の講演での肉声や、NHKテレビの「お江戸でござる」の話が語られ、とても懐かしい思いがしました。 番組では、著書の中からエッセー集『うつくしく、 […]

ノボノボ童話集「サンタの過去」
[ 0 ] 2020年12月17日

ノボノボ童話集「サンタの過去」

ノボノボ童話集 サンタの過去 サンタクロースには多くの伝説がある。 この話はその一つだ。 現代にまでつながるクリスマスの愛すべき慣習は、彼の暗い過去があってこそだった、というのだ。 ・・・・・・・・ 実は、サンタは昔泥棒 […]

中川一政「向田さんのこと」
[ 0 ] 2020年12月3日

中川一政「向田さんのこと」

図書館で「中川一政全文集」をめくっていたら「向田さんのこと」という一編を見つけました。 淡々とした文章であればこそかえって向田さんの面影が偲ばれます。 それとともに故人を偲ぶ一政の思い、すーっと冷たい風が体を吹き抜けるよ […]

思いがけない幸福論
[ 0 ] 2020年11月17日

思いがけない幸福論

「人は見かけによらぬもの」と言いますが、「幸せも見かけによらぬもの」であるようです。 「幸せ」を感じる要素のひとつに「相対的な優越」があることは否定できません。 しかし「相対的な優越」というのには、比較する対象が二種類あ […]

カースト制度は感染症対策だった!
[ 0 ] 2020年11月9日

カースト制度は感染症対策だった!

(帝国書院「最新世界史図説タペストリ」ーより) 紀元前13世紀頃、バラモン教の枠組みとしてつくられたカースト制度。憲法で廃止された現代においても根強く残っているそうです。偶然知ったのですが、その起源は実は感染症対策だった […]

欧米人は肉が嫌いだった
[ 0 ] 2020年10月30日

欧米人は肉が嫌いだった

もともと日本人は草食系、欧米人は肉食系。欧米では大昔から脂したたる獣肉にむしゃぶりついていた・・・。 実は違うらしい?そうなったのは19世紀になってから、というお話です。 『文明を変えた植物たち』という本を読んだんですが […]