お彼岸と父の手紙
明日か明後日、離れ離れに住んでいる長女家族と次女と一緒に彼岸の墓参りをする予定です。
わが母が亡くなってから23年、父が亡くなってから6年もたちますが、思い出はまだまだ深く懐かしいものです。
4年前のお彼岸のときでした。
お墓の前で、次女がサイフから何やら折りたたんだ紙切れを出して、私に見せてくれました。
亡き父がたぶん85歳くらいの頃、孫である次女が帰省したときにくれたのだそうです。次女はずっとお守りにしていたそうです。
力強く丁寧な筆致、孫への愛情が伝わってきます。そして、これらの言葉こそ亡き父の生き方そのものであったな~、とつくづく感じられるのでした。
亡くなる前の日、混濁した意識の中で私の手を握り、聞き取れないような声で「ありがとう」と言った父は、奇しくもこの最後の語句「感謝」で一生を終えたのでした。
父はあの世からこの紙を通して私たちに意思を送ってきました。「お彼岸」は故人との思いが通じやすくなる日というのは本当のようです。
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その晩、東京に戻った次女からメールで、もう一つ父の手紙が送られてきました。次女が就職したときにくれたものだそうです。(このとき父は80歳)
これらの手紙に書かれたことを、私自身が修行していこうと強く思っている70歳の今日この頃です。
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