おさらい「お江戸の省エネ」
あれからまもなく6年か。
我が精神の劣化も知らぬ間に進み、電気料が増えていくこの頃です。
本気で江戸人を見習わなくては。。。
3.11のとき、プロパンガスのありがたさをつくづく感じたものです。
電気が止まっても生きられたのは、煮炊きにプロパンガスを使えたからでした。
プロパンガスそのものだけでなく、その供給システムも実に貴重であると実感させられました。
半月から一ヶ月は不足が生じないよう定期的に交換してくれる「燃料屋さん」とその「しくみ」です。
さらに燃料屋さんは、停電中にボイラーの凍結防止をしてくれたり、ようやく入荷した灯油をいち早く持ってきてくれたりしました。
「オール電化」なんかじゃなくて本当に良かった、と今でも思います。
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ガスボンベ交換の時、毎月(?)ガスメーカーの「瓦版」が入ります。
(取っておいた)数年前の瓦版に「お江戸の省エネ」が特集されています。
あの3.11からまる6年目が近づく今、知っているようで、さっぱり役立てていないご先祖様の知恵とライフスタイルを復習してみることにしました。
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現代の私たちがノスタルジーを持ちやすいのは幕末から明治の頃みたいですが、私はその前の江戸時代に強く惹かれます。
幕末や明治は政治やいくさ、誇りまぶしき「風雲ヒーロー物語」ですが、江戸時代は暮らしや文化、心細やかな「長屋人情物語」です。
最初は異世界のようにも思いましたが、知れば知るほど懐かしさが増してきました。
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それもそのはず、昭和高度成長期(昭和35年頃から)以前は、私たちの暮らしも江戸時代に近いものでしたから。
四畳半の茶の間で6時過ぎには家族みんなで夕食を食べ終わり、8時までには風呂も入り終わっていました。
六畳間に4人寝て、朝は6時頃には起きていました。
朝と夕方は「タンタンタン」というまな板の音と味噌汁の香り。
それで十分幸せ、というか不幸を感じることはなかった時代でした。
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今や。。。
景気回復、景気上昇と、かまどに毎日ガソリンをぶっこむような経済オンリー社会。
不景気、貧困化といいつつ、道路にはビカビカの戦車のような車だらけ。それも一人乗りで。
食事は買い食い、外食、メタボ社会。
それがかえって貧しいことだなんて?
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なんか変だな~。
震災後の感覚が再びよみがえってきましたよ。
(少しでも)「電気家畜」から脱皮しなくては。。。
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