仕事の目的は二つある

[ 0 ] 2014年2月25日

人は「何かを作り続ける生き物」です。ですから「仕事」とは私たちの本性でもあります。その「仕事」に価値がないとしたら何と空しいことでしょう。

私はどんな「仕事」も空しくしたくないので、会社ではこんなことを皆に話しています。

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(保育所でお買い物ごっこ)

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二つの目的

私が思うに、仕事には目的が二つあります。

ひとつは「仕事そのものを処理する」こと

ふたつめは「後に何かを残す」こと

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後に何かを残すとは

「仕事そのものを処理する」とは「売る」「作る」「解決する」などのことです。

仕事をこれだけと思っている人が大多数です。

「後に何かを残す」とは、後で役立つように「定型化する」「しくみをつくる」「再発防止策を組む」などのことです。

後に何かを残すとは、仕事が「資産」に変わるということでもあります。

はじめから「後に何かを残す」という決意さえあれば、あらゆる仕事にそれは可能です。

それがクレーム処理であれ、やり直しであれ、屈辱的なあれこれであっても。

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エキスはほんのわずかしか採れない

後に残すものは、煮詰め続けて少しだけ採れるエキス(精)と似ています。

少ししか採れないから、どんな仕事をしていても必ず採るようにしないと貯まりません。

これらが一定量に達したとき、一人一人の個性を包含して一体化する社風というものが生じます。

「後に何かを残す」という目的は、実は「ブランド創り」をしていくことと言えるでしょう。

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仕事に失敗はあるのだろうか

今は思考もデジタル化しているので、仕事を成功と失敗に二元化しがちです。

仕事それ自体の処理だけならそういうことになるでしょう。

しかし、仮に処理がうまくできなかったとしても

後に残すものがあるなら、それは失敗といえないのではないでしょうか。

自分の能力と時間を使って仕事をする、その努力が無になることくらい空しいことはないはずです。

そのようにしないために、常に二つの目的を意識して仕事をすべきだと思います。

職位が上の人ほど大事なことであります。

部下をだめにしないためにも。

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ノボ村長

Category: キラっと輝くものやこと, 大切なこと

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