自然に生かされている、という実感
深まる秋11月1日の平日、独創村の仲間達と薬莱山のふもとに行ってきました。
我々にとって仕事場の環境もひとつのテーマなんで、里山にあるレストランを訪問しようと思ったわけです。
ちなみに、薬莱山(やくらいさん)とは船形連峰県立自然公園の中、加美町のほぼ中央部に位置し仙台平野の北西部の丘陵に突出している標高553.1mの山です。富士山形の美しい山容を持ち加美富士と呼ばれ大崎地方のシンボルともなっています。
原生林と考えられるブナ、トチノキ林が残っているんですが、目的のレストランは「GENJIRO」という名で、そんな林の中にありました。
広い庭つきの贅沢なレストランです。といっても原生林ですが、散策路には線路の枕木を使用しています。自然にやさしく、ぬかるみを気にせず歩けます。ブランコもあります♫
レストランに隣接したスペースにはたくさんの鉄と自然石のオブジェ。…..さながら美術庭園とでもいうのでしょうか。
「天空の城 ラピュタ」を彷彿させる蔦のからまったオブジェもまた、それなりの趣があります。錆び具合と葉っぱの対比がまたグッド♪
レストランの中は、若者から現役のビジネスマン風の人たち、そしてお年寄りまでと幅広い層のお客さんでいっぱい。平日にもかかわらず、ほぼ満席でした。びっくりしちゃいます!
おいしい空気と誰にも媚びない自然は、きっと何にも勝る調味料なのかもしれません。
何時間いても飽きそうに無い、そんなひとときでした。
そして、ふと、若い頃は田舎がきらいだった事を思い出しました。あたえられたモノに対して文句を言うのは、まあ、子供のわがままなんでしょうがないんですが….。
自分の実家は、いわゆる田舎で、先祖から受け継いだ敷地があります。(田舎ですからそれなりに広いわけです。)敷地内には父が育てた杉とブナの林があります。若いころは、そういったモノは自分にとって重荷でした。でもこの里山レストラン体験は、そんな自分に何かひとつ、ヒントをくれたような気がします。
次代をになう、それも田舎暮らしに抵抗のある子供達に、自然と共存する事がかけがえの無い素晴らしい事だと気付いてもらう、そんなきっかけ作りができるんじゃないか。
そんなことに使うんなら、先祖様も土地活用を許してくれるんじゃないか….なんて思うんですよね。
ともあれ、今回の体験もまた、我々はかけがえのない自然の中で生かされてるんだな、って感じられる事のひとつでした♫
(Gori)
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