「Newbinboビジネス」迷想
「ビンボー」は今までとても蔑まれてきた言葉です。しかし時代は変わりつつあります。「ビンボー」は相対的な経済状態を表す言葉から、「エコ」「自立」「自由な個人」という新しい生き方の基礎となるコンセプトに変容しようとしています。そこでまたおもしろい迷想が生じてきました。
「ビンボー」をニュービジネスに応用できないでしょうか?
とりあえず「Newbinboビジネス」と名前を付けます。
というのは赤ちゃんと同じで、誕生したら、まずまっさきに名前を付けますから。そこには親の想いが込められます。
私の想いは「Newbinboビジネスよ!しごとを社会を、本来の人のものに取りもどせ!!」
私が創って一人時々見回りしている「みんなの独創村」で始めるとしたら、どんなアイデア出せるかな?と考えてみました。(というより、今タイプしながら考えているんです。。同時進行です)
なにせ経済社会を野性動物のようにして生きてきた私、その私のメリットはきっと新しいコンセプトをビジネスと重ねていくこと。(と、変なうぬぼれと義務感が・・・欠点でもありますが。。。)
基本コンセプトは、「目的一番、お金は二番」です。
継続できればいいんです。赤字なら変えます。休みます。止めます。それから反省し、思いついたらまた挑戦!
目的にぴったりカチッとはまったら、お金は結果としてたっぷり入ってきます。
それをまた愉しい「人のしごと」に再投資!
「投資は続くよ♪ どこまでも♪ 野を越え山越え海越えて♪」
ビンボー修行村
このビジネスの目的は「家畜脱皮」です。
お金や電気や考えまでも(目には見えない)飼い主から与えられ、電気ブタになっている私たち。
この村で、無理なく「野性の牙」を取りもどしていきましょう!
それではシミュレーション開始!
まず空き地を探す。町から遠すぎない方がよい。というのはここから職場に通うこともあるので。
さらに本部、および倉庫、作業室となり得るような古民家があればなおよい。なければ中古のトレーラーハウスを置く。
つぎに、ここに「ムーミンハウス」を建てる。このハウスはフィンランド製で一棟100万円くらいだ。
屋根には太陽電池、自動車用バッテリ、直流LED電球、それと手作りのロケットストーブなどがつく。
投資資金に合わせて、1~3棟建てる。
この建物を建てるところから参加する人を募集する。
さて建設完了だ!修行プログラムがスタートする。
週の2,3日、個人の都合に合わせて、この村に泊まってここから出勤する。
ここでは、キャンプと同じように生活する。といっても休日以外の昼は会社に出勤しているので、朝と夜の生活だけだ。
文明的原始環境で自分たちで食事を作り、排泄物を処理し、最低限の生活でも愉しく過ごせることを体験していく。工夫していく。星空の下やハウスの囲炉裏を囲んで、同宿の仲間たちとアイデアを出し合っていく。
ここで節約した金は、「binboファンド」に積んでいく。もちろん利子など付かない。現物でもいい。
「社畜」をやめざるを得ないときなど、この「binboファンド」から貸し付けを行う。もちろん無利子。労働で返済も大歓迎。
「お金」「電気」「生活」・・・そんなものに脅かされて生きるのはもうあほくさい!とみんな思い始めていく。
そうすると、余裕を持って会社員も続けられる。「会社人」のために「人間」を捨てることもない。
非電化カフェ
この施設の目的は「新たな交友」です。
ビンボー修行村の研修は、上で説明した「ムーミンハウス」の建設、それとそこでの修行(生活)の他にもたくさんある。
しかも研修を通して建物とか、それを利用したビジネスができていくというしかけだ。
ここでは空き地のある場所に「非電化カフェ」を建設する。
(参考http://d.hatena.ne.jp/kawasimanobuo/20120202/p1)
ここでしか味わえない食べ物、飲み物、雰囲気。これに共感した人たちだけしか客としてこない。
独自商品は「フェアトレード」で、全国の仲間たちと連携して独自の仕入れルートを持つ。
夜の部、日曜・祝日の部、それと平日働きたい人、研修したい人がランダムに運営する。そんなことができるしくみにする。
田舎にありながら、商品はワールドワイド、交流は日本全国。ネットが大いに役立つだろう。
ここから新たに発生するであろうマイクロビジネスはとてつもなく多いに違いない。(私には夢想できます)
ネットで独創市場
facebookの友達を見たら、デザイナー(芸術家)の多いこと。その作品のそれぞれユニークなこと・・・
これらをネットの「独創市場」で仲介する。そのツールとしてfacebookなどを大いに活用する。
売り買いのしくみ(決済システム)を用意し、その運営手数料だけを事務局でいただく。
売り買いは、利益が目的ではない。
コンセプトは「子どもの嫁入り」だ。
わが子同然である作品を、愛おしんでくれる人の元へ嫁がせる仲人なのだ。
値段は当事者間で決める。事務局が要請によって値付けしたり、仲介の手間をあれこれとることもある。
その場合は手数料が少しかかる。
この独創市場から新たな提携が生じる。利益はとんとんが最も望ましいというスタンスなので、だれでも企画がしやすいし、ゼニゲバのような気持ちがしないで商売ができるから嬉しい。
ジオラマビジネス
私は近未来の地域社会、こうあったらいいな~という想いを持って「愉快な町」というブログをシリーズで書いています。
これをビジネスにしていく。というか出発点にしていきたいんです。
「愉快な町」を実際のジオラマとしてつくる。
そうすると、「なるほどこんな町なんだ!」「ここにこんなのもあるといいね!」「この施設の中もつくってみたいね!」とみんな夢を感じていきます。
さらには「私の愉快な町をもうひとつ創りたい!」とか「私が作った素材をここに加えたい!」とかいう人もたくさん出てきます。
つぎはこれをネットで組織化して、みんなで多数の「愉快な町」のジオラマを作っていくんです。
全国のみんなが製作に参加できる。それをビジネスにできる(継続のための)。
そのために「愉快な町」を会員制にして雑誌を刊行するんです。
そこから、ある日イラストやジオラマ写真盛りだくさんの本「愉快な町」シリーズが出版される。
興味を持った読者も参加していけるので、読者が書き手の世界と重なっていく。「私読む人、あなた書く人」という分離も、少しづつはがれていくのです。そこに読書の新たな希望も。
他にもたくさんありますが、まずは近い将来のリアルの準備として、構想の種を記しておきたいと思います。
いつか、主流のビジネスでも「Newbinboビジネス」のコンセプトが面白い!ぜひこの考え方をプラスしていこう!ということになれば、ようやく仕事と人生がかさなりはじめ「私たちのためにしごとがある」ことが具体的になっていくと思うんです。
興味のある方、ぜひご連絡ください!
kawasima@lets-co.com
投稿者:ノボ村長 エリア:独創研究所 更新日:2012.3.14