みんなの独創村
  • みんなの独創村について
  • 村役場
    • 独創村って何?
    • 「みんなの独創村」憲章
    • 独創村の詩
    • 村の運営について
    • 開拓の始まり
    • お問い合わせ
  • キラっと輝くものやこと
    • おもしろいこと
    • ほっこりすること
    • 伝えたいこと
    • 変なこと
    • 大切なこと
    • 工夫したこと
    • 役に立つこと
    • 思いがけないこと
    • 美しいこと
  • 大切みらい研究所
    • やってみたいお店
    • 新しい工業
    • 新しい街づくり
    • 新しい農業
    • 未来の幸せエネルギー
    • 村の地域通貨
    • 独創コレクション
  • いきいきマイウェイ
    • いきいき農園
    • おもしろ工房
    • ふれあい動物園
    • ほんわかファミリー
    • みんなの広場
    • ワクワクお店屋さん通り
  • 独創企画室
  • お問合せ

時間が伸び縮みした社会

[ 0 ] 2019年8月16日

相対性原理の話ではないんです。江戸時代に使われていた「不定時法」という時刻制度のことなんです。

知れば知るほど江戸時代の社会は興味深いことだらけです。

あらゆることが、人と自然との調和システムなんですね~。

江戸時代の一刻(現代の約二時間)は季節に合わせて可変だったのです。

時間の長さが変わらない「定時法」でいえば、日の長い夏の昼の一刻は冬の一刻よりも長いのです。

その差は一刻でプラマイ五十分もあったのです。

ただし毎日変わるのはさすがに大変だったようで、「二十四節気」に合わせて一年を二十四等分し、半月単位の時刻変化としていたようです。

・・・・・・・・

『大江戸生活体験事情』では著者の石川英輔さんと田中優子さんが、「不定時法」にもとづいた「節板」とよばれる季節毎の時刻円盤を作成し現代の時計と組み合わせ、二年間にわたりそれを使って暮らした体験談を書いています。

f:id:kawasimanobuo:20130409120758j:image:w360

これが石川さんのつくった不定時法の時計です。

f:id:kawasimanobuo:20130409115234j:image:w360

不定時法では「明六ツ」、「正午」、「暮六ツ」の三つが基準となっています

「明六ツ」は日の出のほぼ三十六分前、「暮六ツ」は日没のほぼ三十六分後です。

昼は、明六ツから正午までを三分割、正午から暮六ツまでを三分割、合計六分割して刻を割り振ります。

f:id:kawasimanobuo:20130409115707j:image:w360

江戸時代の「時間」について、以前私は本を読んでもよくわからなかったのですが、下記の「節板」(円盤)を見てよくわかりました。

なるほど、季節ごとに時刻が伸び縮みしているんですね~。

f:id:kawasimanobuo:20130409115729j:image:w360

・・・・・・・・

田中優子さんの話です。

 このように、実際に不定時法を使っているうちに、次第に自分の身体も本当は人間の作った定時法のルールに従っているのではなくて、本当は太陽の運行に従って生きているらしいことがわかってきたが、考えてみれば当たり前の話だ。日本では、定時法になってから100年そこそこしかたっていない。無意識のうちに生活を定時法に合わせているものの、われわれの身体は、本当は不定時法に合わせて生きているのだ。

・・・・・・・・

「不定時法」がいいのは次のようなことです。

 ・時計がなくても(昼の)時刻がわかる

 ・身体のリズムに合っている

 ・定時法と比べ照明や燃料が節約できる

しかし、太陽が出ない夜の時刻はいったいどうして知るのでしょう?

それは、植物のシキミの粉を乾燥させて線香にした「香時計」で時刻を測り、各地の寺院が一刻ごとに鐘をついて知らせたようです。

f:id:kawasimanobuo:20130409121800j:image:w360

・・・・・・・・

江戸時代は、生き物としての私たちが向かうべき未来をすでに先取りしていたようです。

なにせ、もっとも効率よくエネルギーを消費するために、日々時間さえ伸び縮みした社会だったわけですから。
投稿者:ノボ村長

Category: キラっと輝くものやこと, 思いがけないこと

コメントはこちらへ

返信をキャンセルする。

« 運が良い人のわけ
「まろ」の顔 »
村役場
お問合せ
キラこと
大切みらい研究所
いきいきマイウェイ
いきいきマイウェイ
ノボ村長
あったかギャラリー
勉強中だよ!レッツくん

カテゴリー

  • いきいきマイウェイ
    • いきいき農園
    • おもしろ工房
    • ふれあい動物園
    • ほんわかファミリー
    • みんなの広場
    • ユニーク人生
    • ワクワクお店屋さん通り
  • キラっと輝くものやこと
    • おもしろいこと
    • ほっこりすること
    • 伝えたいこと
    • 変なこと
    • 大切なこと
    • 工夫したこと
    • 役に立つこと
    • 思いがけないこと
    • 美しいこと
  • 大切みらい研究所
    • やってみたいお店
    • 新しいしごと
    • 新しい世界
    • 新しい工業
    • 新しい生き方
    • 新しい街づくり
    • 新しい農業
    • 未来の幸せエネルギー
    • 村の地域通貨
    • 独創コレクション
  • 好きな記事!
  • 未分類
  • 村役場
  • 独創企画室
    • 工夫したこと
  • 自分アタマで考える

最近の投稿

  • 子供の台風
  • 善い仕事にこそ廻れ利益!
  • 障害は才能
  • 究極のパスワード
  • 喜びがあってこそ人は学ぶ

村役場

独創村って何?

独創村って何?

長老と子供が独創村について、対話しています。

[ 0 ] 2011年9月12日
「みんなの独創村」憲章

「みんなの独創村」憲章

みんなの独創村の憲章を記します。 私たちの目的は 「大切なものを生み出し育む新しきコミュニティーの創造」 私たちが行う仕事は 「大切なものを独創すること」 「独創を加えて大切なものに変えること」 私たちが考える大切なもの […]

[ 0 ] 2010年11月24日
独創村の詩

独創村の詩

人の顔はみなそれぞれだから ひとりひとりに価値がある 人の仕事もみなそれぞれだから ひとつひとつに価値がある 同じ顔とか同じ仕事じゃ 自分が何かわからない 独創村でもういちど とり戻したい大切な価値 ひとりひとりと ひと […]

[ 0 ] 2010年11月24日
村の運営について

村の運営について

2011.01.26 村役場職員が増えました! くまさんです。パソコン関連すべてにとても詳しいですよ。よろしく! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ […]

[ 2 ] 2010年11月24日
開拓の始まり

開拓の始まり

開拓の始まり 2010年11月25日 皆さんこんにちは、村長のノボです。 本名は川嶋信雄といいますが、小さい頃ノブオがなまってノボちゃんといわれていたので、この村ではノボ村長にしました。 さて私はある小さな会社の社長をし […]

[ 0 ] 2010年11月23日
お問い合わせ

お問い合わせ

  みんなの独創村へのご連絡はこちらからお願いします。   メールアドレス  info★dokusoumura.jp ※メールアドレスの★を@に変えて送信して下さい。   村役場では村つくり […]

[ 2 ] 2010年11月2日

最近の投稿

  • 子供の台風
  • 善い仕事にこそ廻れ利益!
  • 障害は才能
  • 究極のパスワード
  • 喜びがあってこそ人は学ぶ
  • 村役場
    • 独創村って何?
    • 「みんなの独創村」憲章
    • 独創村の詩
    • 村の運営について
    • 開拓の始まり
    • お問い合わせ
  • キラっと輝くものやこと
  • 大切みらい研究所
  • いきいきマイウェイ
  • 独創企画室
  • 自分頭で考える
  • トップページへ
Subscribe via RSS Feed
© 2025 みんなの独創村. All rights reserved. .