鳥と人との少しいい話
思いやりとは人間同士だけではないんだな~と感じた、実にじつにちっちゃな「いい話」を偶然読みました。
出会いは「朝勉」のときでした。
ロダン作「考える人」の姿勢ほど洋式便座における理想の姿勢はないそうです。
ですから「朝便は朝勉なり」というのは、とても合理的なことなのかもしれません。
そんな私のお気に入りの朝勉教材は「図鑑」です。
『里山図鑑』『山菜と木の実の図鑑』『身近な鳥の図鑑』、これら3冊を毎朝ローテーションして眺めています。
今朝は『身近な鳥の図鑑』を眺めていたんですが、タカの仲間「ミサゴ」のページで、その解説にふと心打たれました。
腹部が白く、茶色と白のコントラストが目立つミサゴは美しいタカだ。
体色の模様もさることながら、ほっそりとスマートで、バランスのとれた姿態も美しい。
ミサゴは私のあこがれのタカだったが、数年前思わぬ場所で出会った。
それは秋田県の内陸地方の川ぞいにある養魚場だった。
広い河川敷につくられたその養魚場に、見なれないタカがダイブして魚をつかんで飛び去り、次の日またやってきた。それがミサゴだった。
ミサゴは上空でたくみにとどまり、スッとおりると、水面にジャブンと飛びこみ、大きな魚をとらえて飛び去った。
養魚場の人によると、1日1~2匹の魚をとらえていくという。1日1匹でも1年では相当である。
「でも、タカも生きていくのに必死だし、こないとぎゃくに心配だよ」という。
人と自然の豊かさを体感できて、とてもうれしかった。
実にじつにちっちゃなエピソードですが、とても「いい話」だと思いました。
生き物は「人間」だけと思っているから、世の中は危険なものだらけ、おかしいものだらけになっちゃうんだろうな~。
ノボ村長
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