自分の決算書をつくる
「人の決算書」もあればいいだろうな~と思っています。
自分の決算書をつくる
会社は毎年決算書をつくります。
これにより、良きにつけ悪しきにつけ一旦けじめをつけて新年度のスタートをきります。
会社とは「働く人の集合体」なので、人の決算書もつくるべきではないかと私は思います。
ためしに、こんな考え方ではどうでしょうか?
人のP/L・B/S
P/Lは損益計算書です。
これは販売実績、制作実績、処理件数など、実際に1年間に稼いだ金額を表します。
この管理はどこでも行っています。
B/Sは貸借対照表です。
借方は資産、貸方は資産の調達方法(他人・自分)を表します。
人の決算書とはB/Sを作成するということです。
別な言い方をすれば人の業績はP/Lで、能力はB/Sで表すということです。
B/S管理が不十分だと伸び悩みが生じますので、継続を重視する上でB/Sによる能力資産管理が重要です。
B/Sの借方
B/Sの借方は「流動資産」「固定資産」「投資」に分けます。
「流動資産」:現在と近い将来に会社が求めている能力
「固定資産」:過去にマスターし今も役立っている能力
「投資」:仕事に直接関係ないが今後役立つ可能性を持つ能力
上から重要な順番に並んでいます。
固定資産は減価償却資産です。毎年その価値は減っていきます。
意欲、態度が思わしくないと、各資産について不良資産が多くなり計上されていても役に立たない(売れない)ものとなります。
自分の仕事では何が「流動資産」で何が「固定資産」かそれぞれで考えてみましょう。
B/Sの貸方
貸方は「負債」「自己資本」に分けます。
「負債」:この会社でしか使えない能力の割合
「自己資本」:どこでも通用する能力の割合
いくら稼いでいても、ここでしか通用しない能力でしかない場合、人生のリスクが高まります。
決算書に対する考え方
決算書で重視すべきはB/Sです。
信用を高めるとはB/Sの数字をよくしていくことです。
景気の変動や商品の寿命などでP/Lは変動します。
でもB/Sが良ければ耐えていけるし、変化もできるのです。
私たちもB/Sをよくすることを常に考えて日々の仕事をすべきです。
業績だけを上げることだけが仕事ではないと思います。
好業績を継続できる、柔軟に変化できる、多面的に対応できる、これらの能力取得を図っていかなければ、人は一生懸命働いても使い捨てにされてしまうことでしょう。
byノボ
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