売るだけが営業ではない
今までなかったものを売るから商いになる。今までだれもやっていなかったことをするから商いになる。その原点をもう一度思い起こしたいものです。
(参考)
2コマ目の岩機ダイカスト工業について書いた私のブログから抜粋。
社長さんのこと
社長さんは、たたき上げの職人から一代でこの会社を築かれました。飾らず、明るく謙虚な方で、講演会にお招きした際も参加者全員に自工場自慢の技術で作ったベルトをプレゼントしていただきました。
長年お付き合いのあるコンサルタントの先生がこんな話を私に教えてくれました。「リーマンショックの時、必要がなかったのに多額の借金をしたそうです。それは協力工場に資金を融通するためだったそうです」
3コマ目の未来工業について書いた私のブログから抜粋。
売れないものを作れ
「経営コンサルタントは、売れないものはやめろと言いますが、私は売れないものを作れと言う。例えばスイッチボックス。
たいていのメーカーは売れ筋の四種類だけです。うちは六十四種類も作っている。もちろん月産四百万個のうち、四種類以外は合わせても数千個で、大赤字です。
しかし、スイッチボックスに関して、我が社は日本一の総合メーカーで、どんなタイプもあることが貴重なんです。ほかには無いから、ユーザーは絶対に喜んでくれます。
商売は、そう思わせることが大事。売れ筋の四種類も、うちから買ってくれるようになり、市場占有率は80%になりました。
一品一品では赤字でも、トータルでは黒字になる。
もっともこの戦略が社内で理解されるのに二十年かかりました」
バックナンバーはこちらでご覧ください。→勉強中だよ!レッツくん
Category: キラっと輝くものやこと, 伝えたいこと, 役に立つこと