みんなの独創村
  • みんなの独創村について
  • 村役場
    • 独創村って何?
    • 「みんなの独創村」憲章
    • 独創村の詩
    • 村の運営について
    • 開拓の始まり
    • お問い合わせ
  • キラっと輝くものやこと
    • おもしろいこと
    • ほっこりすること
    • 伝えたいこと
    • 変なこと
    • 大切なこと
    • 工夫したこと
    • 役に立つこと
    • 思いがけないこと
    • 美しいこと
  • 大切みらい研究所
    • やってみたいお店
    • 新しい工業
    • 新しい街づくり
    • 新しい農業
    • 未来の幸せエネルギー
    • 村の地域通貨
    • 独創コレクション
  • いきいきマイウェイ
    • いきいき農園
    • おもしろ工房
    • ふれあい動物園
    • ほんわかファミリー
    • みんなの広場
    • ワクワクお店屋さん通り
  • 独創企画室
  • お問合せ

懐かしの自販機

[ 0 ] 2014年12月1日

まさか35年も前にお世話になったあの「ユニークな自販機」が、今も健在とは思いもしませんでした。

今や高級グルメ化した「蕎麦」。(「うどん」のほうはそうでもありませんが)

近くの町には、「きのこそば」なんと1200円也!というのもあります。

私が小さい頃は、「そば」といえば「中華そば」のことでした。

うどんは「玉うどん」という太いもので、これもよく食べていました。

日本蕎麦はといえば、駅のホームの「立ち食い蕎麦」ぐらい。

寒い日のホームで食べたあのしょっぱ甘い「立ち食い蕎麦」は、同級生たち定番の思い出話です。

江戸時代にルーツを持つ「蕎麦切り」を考えれば、「立ち食い蕎麦」こそ蕎麦の本家本元といえるのではないでしょうか。

・・・・・・・・

先日の新聞記事でなつかしい「蕎麦」をもう一つ思い出しました。

私が20代の若き日、仕事帰りにお世話になった自販機の蕎麦でした。

自販機うどん、「うまい」と常連客 島根のドライブイン

島根は出雲そばに代表される、そば文化圏だが、うまいうどんがあると聞いた。それも、自動販売機だという。???

とにかく行ってみよう。

浜田市中心部から益田方面へ国道9号を走ると、JR山陰線折居駅近く、「ドライブイン日本海」の看板が見えてくる。名前の通り、日本海がすぐそこだ。

昭和を思い出させるレトロな店内に入ると、パンなどの自販機に並んで……。 あった。

f:id:kawasimanobuo:20140407134845j:image:w360

「うどん そば」の字体も電飾も古めかしい1台。普通の自販機より大きい。メニューは天ぷらうどんと肉そばの2種類だ。

ボタンを押すと、待ち時間のカウントダウンが表示される。

25秒後、「チン」。自販機の下部にある取り出し口に、白い容器がスッと現れた。

温かいだしに白い麺がうねり、10センチほどのエビ天、ネギ、カマボコが入っている。

柔らかめの麺が、関西風の薄味のだしとよく合う。エビはプリプリした歯ごたえだ。

勢いがついて、肉そばも食べてみた。甘辛に味付けられた牛肉はしっかりした歯応えで、その味が、少し太めのそばになじんでいて、これもおいしい。

どちらも、300円。

 35年前のあの頃は、世の中ほとんど夜中まで働くのは当たり前。月に1,2回の休日ぐらいが関の山というモーレツ仕事社会でした。

その頃私は電子機器やシステムのメンテナンスをする会社に勤めていました。

早い話が「修理屋」です。(あいにく不器用で腕が悪く「メカ殺しの川嶋」と呼ばれていましたが。。。)

出張も多く月の走行距離は4千キロ、同僚たちも似たようなものでした。(さらに週に1,2回泊まり当番もあったし。。。)

コンビニがようやく出た頃で、まだ仙台にも1,2店という時代でしたから、田舎に出張すると夜中に食べるところなどありません。

その頃ドライブインの自販機コーナーに「そば・うどんの自販機」が出現したのでした。

夜中にあったかいできたてのそばが食える!

寒くて疲れた体にしょっぱ甘いあの蕎麦がなんておいしかったことか!

私は必ず2杯づつは食べていました。

f:id:kawasimanobuo:20140407214435j:image:w360
(私がお世話になっていたのはこんな機械だったような。。。)

f:id:kawasimanobuo:20140407133746j:image:w360
(ネットで見つけた写真です。当時はネギやかまぼこも入っていたな~)

・・・・・・・・

私たちの仕事柄からか「いったいどんな仕組みなんだろう?」 と興味を持つ同僚多数。

機械の中を取り出し口からのぞいた話や、手を伸ばしてカップをとろうとした武勇伝などあれこれ語り合ったものです。

その頃の機械では、しくみはこんなふうでした。

本体内部には、ゆでた蕎麦やうどんとネギなどの具が入ったカップがセットされており、出す前にカップに湯が入れられ、上からフタが下りてきます。

そのまま反転して湯を切ります。これを二回続けます。

最後につゆが入って取り出し口に押されてきます。

簡単なしくみですが、なるほど!と感心したものでした。

・・・・・・・・

そんなふうにして数年間大変お世話になった自販機だったのですが、ある日突然いっせいになくなりました。

それは、カップにセットされる具、主にネギから大腸菌やらが検出されたということからでした。

新聞でこの記事を読み、その頃とってもがっかりしたことを今でも覚えています。

そんなわけで、今でもある、いや復活した?、というニュースにびっくりし喜んだのです。

と思って続きを読めばさにあらず。

 自販機の横には、厨房(ちゅうぼう)が見えるカウンターがあり、日中はそこで直接、ラーメンなどを注文できる。

中の人に声をかけると、ドライブインの営業を始めた浜田洋さん(78)の長女の宇野洋子さん(50)だった。

洋子さんと夫の克生さん(50)によると、ドライブインは1970年ごろ、トラック運転手向けの食堂として開店。

85年ごろ、24時間営業の自販機レストランに衣替えした。

うどんもそばも、洋子さんが厨房で作って器に入れ、自販機にセットしている。

天ぷらを揚げ、牛肉を煮込む。麺とそばは益田市内の製麺会社、カマボコは地元産を使う。

機械の中で、器がめぐる間に2回湯通しされ、だしが注がれる仕組み。1日約80食が売れる。

自販機は30年以上前からあり、今のは「5代目」か「6代目」。10年ほど前から使っているという。

毎日来る常連客が多いが、ここ5~6年は古い機械が珍しいらしく、全国からわざわざ食べに来る人もいるほど。

「昔からあったのに、急に注目されてびっくり。おいしいと言われるとうれしいです」と洋子さん。

 なんと10年も前から機械は製造中止。

わずかに残っている機械をメンテしてくれる人がいるおかげで、レトロマシンを使い続けていられるらしいんです。

 2年前からドライブイン日本海の経営に携わる益田市の田中康一さん(64)は、県西部と山口県に15台ほどある「うどん自販機」の面倒を見続けている。

機械は10年以上前に製造が中止され、今では入手できない部品も。

「全国に100台くらいしかないと思う。他の機械の部品を代用したり、特注で作ったりする」という。

手作りのよさ半分、機械のおもしろさ半分。

「形ある限り機械を動かし続けて、独特の味を守りたい」

 何とも懐かしく、また少し切ないお話しではあります。

 nobo

Category: キラっと輝くものやこと, ほっこりすること

コメントはこちらへ

返信をキャンセルする。

« 石器時代の幸せ
ミニチュアの古民家 »
村役場
お問合せ
キラこと
大切みらい研究所
いきいきマイウェイ
いきいきマイウェイ
ノボ村長
あったかギャラリー
勉強中だよ!レッツくん

カテゴリー

  • いきいきマイウェイ
    • いきいき農園
    • おもしろ工房
    • ふれあい動物園
    • ほんわかファミリー
    • みんなの広場
    • ユニーク人生
    • ワクワクお店屋さん通り
  • キラっと輝くものやこと
    • おもしろいこと
    • ほっこりすること
    • 伝えたいこと
    • 変なこと
    • 大切なこと
    • 工夫したこと
    • 役に立つこと
    • 思いがけないこと
    • 美しいこと
  • 大切みらい研究所
    • やってみたいお店
    • 新しいしごと
    • 新しい世界
    • 新しい工業
    • 新しい生き方
    • 新しい街づくり
    • 新しい農業
    • 未来の幸せエネルギー
    • 村の地域通貨
    • 独創コレクション
  • 好きな記事!
  • 未分類
  • 村役場
  • 独創企画室
    • 工夫したこと
  • 自分アタマで考える

最近の投稿

  • 子供の台風
  • 善い仕事にこそ廻れ利益!
  • 障害は才能
  • 究極のパスワード
  • 喜びがあってこそ人は学ぶ

村役場

独創村って何?

独創村って何?

長老と子供が独創村について、対話しています。

[ 0 ] 2011年9月12日
「みんなの独創村」憲章

「みんなの独創村」憲章

みんなの独創村の憲章を記します。 私たちの目的は 「大切なものを生み出し育む新しきコミュニティーの創造」 私たちが行う仕事は 「大切なものを独創すること」 「独創を加えて大切なものに変えること」 私たちが考える大切なもの […]

[ 0 ] 2010年11月24日
独創村の詩

独創村の詩

人の顔はみなそれぞれだから ひとりひとりに価値がある 人の仕事もみなそれぞれだから ひとつひとつに価値がある 同じ顔とか同じ仕事じゃ 自分が何かわからない 独創村でもういちど とり戻したい大切な価値 ひとりひとりと ひと […]

[ 0 ] 2010年11月24日
村の運営について

村の運営について

2011.01.26 村役場職員が増えました! くまさんです。パソコン関連すべてにとても詳しいですよ。よろしく! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ […]

[ 2 ] 2010年11月24日
開拓の始まり

開拓の始まり

開拓の始まり 2010年11月25日 皆さんこんにちは、村長のノボです。 本名は川嶋信雄といいますが、小さい頃ノブオがなまってノボちゃんといわれていたので、この村ではノボ村長にしました。 さて私はある小さな会社の社長をし […]

[ 0 ] 2010年11月23日
お問い合わせ

お問い合わせ

  みんなの独創村へのご連絡はこちらからお願いします。   メールアドレス  info★dokusoumura.jp ※メールアドレスの★を@に変えて送信して下さい。   村役場では村つくり […]

[ 2 ] 2010年11月2日

最近の投稿

  • 子供の台風
  • 善い仕事にこそ廻れ利益!
  • 障害は才能
  • 究極のパスワード
  • 喜びがあってこそ人は学ぶ
  • 村役場
    • 独創村って何?
    • 「みんなの独創村」憲章
    • 独創村の詩
    • 村の運営について
    • 開拓の始まり
    • お問い合わせ
  • キラっと輝くものやこと
  • 大切みらい研究所
  • いきいきマイウェイ
  • 独創企画室
  • 自分頭で考える
  • トップページへ
Subscribe via RSS Feed
© 2025 みんなの独創村. All rights reserved. .